エウリアン2

エウリアン 潜入」で検索されていらっしゃった方がちらほら。
そんなわけで、書くつもりはなかった続編をば。


前回とは別の日、今度は秋葉原ではなく、神田(?)あたりに用があって出歩いたときのこと。(ちなみに、ずいぶん前なので正確な日付とかは覚えておりません。)
店の前で紙を渡される。秋葉原と違ってポストカードではない模様。ただし、紙はコーティングしてあるような紙。安っぽくはなさげ?
(あれ? これってもしや…)
そう思い店舗のほうを見ると、なにやら怪しげな雰囲気が。一度入ったことがあるので、特に気兼ねなく(ただ、ちょっと時間的に余裕が…)入ってみた。
「いらっしゃいませ。まずはこちらにご記入をお願いします。」
秋葉原店ではあるのは知っていたけど、特に記入をお願いされなかった台帳である。
名前、年齢、職業、住所、電話番号
を書く欄がある。
名前→偽名、年齢→ついうっかり実年齢を書いてしまう、職業→会社員、住所→適当、電話番号→適当
ここで、前回の反省を活かし、職業は会社員にしておいた。あれ? メーカーってかいたかも。
と、いうか学生って書くとあれだしなーって考えていたら、向こうの人に職業をお書きくださいって言われて、つい春から就職なので学生ってかくべきか、どうやって書いていいのかなーってって言ったら、じゃあ春からの職業を書いてくださいとか言われて、どんな職業ですか? って聞かれたからなんとなくメーカーって言ってしまったのでそれを書いただけだったりする。


それが終わると自由に絵を見てもよいらしくのんびりと見る。まぁ安物とはいえ、絵を見るのは好きなのでじっくり観察をする。そうすると、向こうの人が、
「メーカーですか? すごいですね!(←何が?w)どんなことをやってるんですか?」と聞いてきた。特に、設定を考えていたわけではないので非常に焦ったけど、とりあえず、「いやぁこの春からなのでまだよくわかりません」と、「何をつくっているんですか?」とさらに聞いてくるので、「カメラとか…いや、ほんとまだ働いてないんでわからないですよ。」と切り抜けた。(ちなみに、そのころは就職先とか考えてすらいない、リアルに学生の時です)
その後は絵を見ながらさっき質問してきたおねえちゃんが、絵について説明をしてくれた。まぁ右から左なんだけども。一通り説明が終わると、「えっと、一応これは絵を見てもらった人全員に聞いているんですけど、」と妙な前振りをしてきたので、内心キタコレとか思いつつ話を聞いていく。


「どれが一番よかったですか?」
なんてことを聞いてきてくれたので、そもそもこのギャラリーには満足するような絵なんて置いてないじゃんともおもったけど、その中で一番よいものを選んでみた。
「えーこれですか。まさかこれを選ぶとは思わなかったですー」
とかまたセールストークかなぁと思いつつ聞いてみるとどうやら違うっぽい。
「お客さんの年齢でこれを選ぶとは渋いですねー。普通もう少し年齢のいった方が選ぶならわかるんですけど。」
あぁそういうことか。絵の審美眼を否定されたかと思ったよ。でも、なんかけなされてるっぽいことも言われたわ。
「この絵って、青と白だけしか使ってないのに、いろいろな色合いがでててー(おぼろげ)、ほんとすごい絵なんですよーこの照明でこの絵がすごいってわかるのはすごいですよ。たぶん勘で選んだんだと思いますけど。(←余計な一言)」
と、そんなことを言いながら絵をはずして別のところへ持っていく。どうやら照明をちゃんと当てて見せてくれるようだ。てか、そもそもギャラリーなんだから最初からベストな状態で見せろよなw


ここから絵をほめる店員。やべっ意外と時間かかるぞ。と思って時計を見始める俺。
「お金とか気にしなかったらほしいですか?」
見たいな事を言うので、欲しいけど、身分不相応なものなので。と一応買わないぞアピール。
「それでも月々わずかなお金で一生ものの絵が手に入るんですよー」
とか、
「枚数限定なので、この値段で買えるのはいましかない」
とか、
「芸能人の方とかも買われている」
とか、いろいろなことを言われた。そもそも、不変な絵を手に入れてうれしいのかなぁと思った。それって価値が少ないことを暗に言ってるみたいでいやだなぁと。しかし、この絵を気に入ったのは事実で、10分の1の値段だったら買ってもよいかなとは思ったけどね。


そんなわけで、いやー欲しいけどお金ないしー
を繰り返して、時計をちらちら見せてくれたら仕方ないですね。と開放してくれました。
もちろん、強制風ではなくいつでも帰れる様子なのでよかった。


もう飽きたのでエウリアンにはいくのやめよう。そう思いました。
その後にあった用事にはとりあえず間に合ったので、よかったです。